モンプチ オリジナル ターキー
Saturday, 2004 / 06 / 12
猫がかいた記事
待ちに待った缶詰の日である。「♪フリスキィイイ、モンプチィイイイ」と主人は音程の外れた歌を口遊んでおったが、肝心の缶に「フリスキィイイ」の文字は見当たらない。発売元はネスレピュリナペットケア社とあるが、「フリスキー」の頁にも「モンプチ」の頁にも「オリジナル」なる商品はない。紛い物ではなかろうか。*130-1
「耶蘇教徒が聖夜を祝うのに食す七面鳥であるから有難く喰うように」 主人はようやく歌を止めにしてくれて、真面目な顔をして缶を開けた。同時に七面鳥は容赦なくだらだらと秤の上へこぼれだす。主人は兄者を呼び付けて、秤がよごれたから汁を舐めろと勧めている。自分でも七面鳥を鄭寧に拾い始めた。拾って何にするかと思ったら、みんな口の中へ入れてしまった。少しきたないようだ。
主人は最初のうちはむしゃむしゃと喰っていたが、最後に口の中へ入れた七面鳥は、カーッ、ペッ、と吐き出してしまった。少しおやじなようだ。
耶蘇教徒が七面鳥を食す時には、腹を割いて香草を詰めて焼くと云う話である。肉に臭気があるから臭い草を交て戦わせるのであろう。臭のする肉は濃い味がする肉なので実にうまい。ところが、主人と来たら「この独特のパテ臭
は人間として無理。味は
云々で素材感
は――」などと云いはじめた。やけに語彙が増えたなと感心していたところ、まきぼうさんの「猫缶って、おいしいの?」を読みながらカンニングをやっていたようである。
鶏魚の刺身
Saturday, 2004 / 06 / 05
猫がかいた記事
吾輩と兄者に鶏魚を釣って来ると主人が云っている。今日は天気が好いので釣り日和だそうだ。
前もって「大物が釣れたよ!」写真を捏造して置こうと主人が云い出した。明け方の四時に迷惑な話である。うっかり拒食症の主人(42.4kg)が吾輩(9.2kg)を片手で抱えて、もう片方の手で写真機を操作すると云うのは無理があるように思われる。
案の定マルセル・マルソオの亡霊*121-1が呼び出されてしまった。
主人のいない家は平和でいいものである。心持善く昼寝をしていると兄者が真面目な貌で「奴の釣って来る魚は不衛生に違ないから喰うな」と云って来た。東京の海は汚ない上に主人が碌でも無い遊びをしながら釣りをやるから危ないようだ。
夜になって主人が帰って来た。近頃は海洋資源保全のための再放流運動が盛んに行われているそうで、小さな片口鰯を釣り上げた人が船底に叩き付けて海に帰してやる光景が彼方此方で観察されたと云う。鰯を愛する主人は魚類愛護の精神を声高に訴え、船底で苦しむ鰯ちゃんたちを保護してやったらしい。片口鰯は魚油用、肥料用、家畜飼料用に大量に漁獲される魚である。
チャオ とりささみ&ほたて貝柱
Wednesday, 2004 / 05 / 05
人がかいた記事
どこへ行っても銀行が開いてくれない。雨まで降る始末である。一家揃って缶詰を囲むと云う惨憺たる黄金週間となってしまった。
チャオ とりささみ&ほたて貝柱(いなばペットフード)
ごちそうさまでした!
猫二疋が揃って走って来た。調味料無しでも箸が進む旨さであった。
ワンラック ネコちゃんの和食●ササミと野菜●
Friday, 2004 / 04 / 02
猫がかいた記事
御馳走の缶詰を何故残すと主人に責められた。吾輩も兄者も味だけ見て残したのだが、この缶詰は人間の眼には非常にうまそうに写るらしい。野菜は食い慣れていないので、どうも閉口である。肉塊が大きいのも吾輩の口には余る。もっと塩気を足して香料や着色料や保存料の類をたっぷりと使えば好かろうに。
ワンラック ネコちゃんの和食●おかかと野菜●
Thursday, 2004 / 03 / 11
猫がかいた記事
主人の許へまたも一箱の小包が来た。森乳サンワールド社の試供品を取り寄せたらしい。スービック・フロンティアでは八百四十円*39-1の送料だけで左の如き多種多様な詰め合わせ*39-2を届けると云うから大したものである。
それまで主人は「森乳」などと云う猫餌製造業者は耳にした事がない。猫と云ったらねこ元気、あるいは「猫まっしぐら」なマスターフーズ社のカルカンか、「ネーコだーいすき」なフリスキーであろう。森乳は森永製菓株式会社(http://www.morinaga.co.jp/)*39-3を騙る悪徳業者*39-4に違ない。と頑固に出ていたが、或る時になって「スーパーゴールド」ならば聞いたことがあると云い出し、早々注文しておった。この理窟のわからない俗物に知られざる名品なる概念はないものと見える。
かような次第で本日の食卓には一月に一度あるかないかの缶詰が上る事になった。「ワンラック ネコちゃんの和食●おかかと野菜●」は馬肉を煮こごりで固めた高級和食と謳っているだけあって見るからにうまそうである。物欲しげにしている主人を横目に、吾輩は非常な速力で平げてやった。主人は缶詰をあまり好まない兄者が残しているのを見てしばらくは醤油を探しておったが、冷蔵庫に這入っているのは何度あけてもマヨネイズ一本ばかりでとうとう諦めた。
*39-2: 本来はこの他に仔猫用の五袋も余分に這入っている。
*39-3: この会社へリンクを貼るに際には「必ず」指定フォームから御連絡を入れなければならぬらしい。
*39-4: 両社とも単に森永乳業株式会社のグループ企業である。
原材料:
原材料:
原材料: